アーティスト

WEST

  • サム・ムーア [vo]
  • ランディ・ブレッカー [tp]
  • マイク・スターン [g]
  • アダ・ロヴァッティ [sax]

EAST

  • 矢野顕子 [vo/pf]
  • 日野皓正[tp]
  • 渡辺香津美[g]
  • 藤巻亮太[vo/g]
  • 桑原あい[pf]
  • 臼井ミトン[vo/g/etc]

EAST MEETS WEST SUPER BAND

  • ウィル・リー [elb]
  • クリス・パーカー[drs]
  • ジェフ・ヤング[key]
  • アーロン・へイク[sax]
  • ニア・フェルダー[g]
  • 村田陽一[tb]
  • 西村浩二[tp]
  • 鳥越啓介[b]
  • 山田玲[drs]
  • 桑原あい[key]

インタビュー Will Lee SPECIAL INTERVIEW インタビュー Will Lee SPECIAL INTERVIEW

Will Lee

ミュージックディレクターを務める
ウィル・リーのスペシャルインタビュー!

インタビュー・テキスト:佐藤英輔

“EAST MEETS WEST 2019”。その名の通り、<東洋=日本>と<西洋=米国>のミュージシャンが一堂に介して、音を出し音楽観を重ね合おうという出し物だ。そこには、太平洋を挟む様々な差異を超えて協調しあい、新たな音楽地図を描きだそうという趣旨を持つ。

そして、かような“EAST MEETS WEST”のミュージック・ディレクターとして白羽の矢が立てられたのが、ウィル・リーだ。様々なジャンルの音楽家たちから声がかけられる、まさしくNY音楽界のファースト・コールのベーシスト。そんな彼の日本における出発点は、朋友ハイラム・ブロックらと組んだ24丁目バンド。彼らは日本で大ブレイクし、クロスオーヴァー〜フュージョン興隆の礎を築いており、日本との関わりは深い。

ウィル・リーの初来日はその24丁目バンドで、1980年のこと。以来、彼は様々なサポートやリーダー公演で30回を超えて訪日。まさに、米国音楽界の隅々から日本人の機微までを知り尽くした御仁である。実は、彼が最初に買ったレコードは1963年に全米チャート1位を獲得した坂本九の「スキヤキ(上を向いて歩こう)」。そんなウィル・リーが、“EAST MEETS WEST”の仕切り役にぴったりなのは言うまでもない。

「“EAST MEETS WEST”は僕がずっと夢描いていたコンセプトと言える。西側から来日するミュージシャンは多いものの、往々にしてただ単独で公演しているよね。僕も日本の担い手と一緒にやりたいという思いは持っていたものの、なかなか実現しなかった。そう、これこそ僕が待ち焦がれていたものなんだ!」

ところで、ウィル・リーのキャリアにおける大きな要点は、デイヴィッド・レター・マン・ショーなどのTVバラエティ番組のハウス・ミュージシャンを鋭意こなしたこと。まさしく、百戦錬磨。彼はそれで様々なスター・ミュージシャンを柔軟に盛り立てる経験を積むとともに、幅広い音楽家との付き合いも得た。

「そう、それらの経験でミュージシャンの最良のサポートの仕方、どうすればうまく行くかを学んだ。とともに、とにもかくにも僕はまず音楽ファンであり、いろんな音楽が大好きなんだ。それこそは“EAST MEETS WEST”で、ミュージック・ディレクターをやる上で重要なことであると思う」

実のところ、驚くほどにウィル・リーは同業者からの信頼が厚い。彼は自分の来日公演にイタリア人マルチ・インストゥルメンタル奏者であるジュリオ・カルマッシを2度同行させたことがあったが、その後カルマッシはパット・メセニーのユニティ・バンドに加入してしまった(アルバムだと、2014年作『Kin(←→)』)。無名のカルマッシをバンドに入れた理由を当のメセニーに尋ねたところ、「ウィルが電話してきたんだ。凄い奴がいて、僕のバンドに入るのが夢だという奴がいるって」。その答えを受け、あなたはそんなに簡単に同業者の推挙を受けてしまうんですか?と問うと、「そんなことはないよ。でも、相手はウィルだもの。彼は信頼できる」とメセニーは即答。まさに、ウィル・リーはミュージシャンズ・ミュージシャンであるのだ。

当然のことながら、“EAST MEETS WEST 2019”の出演者には、彼が声をかけている。

「だんだん決まっていくうちに、ああホームランを打ったという気持ちになった! また、前に出る人たちだけでなく、ハウス・バンドもアメリカ人と日本人が対等に参加し合うものにしたかったんだ。そして、2020年に続くものにしたいし、将来的にはアメリカで“WEST MEETS EAST”もやってみたい」

出演者のそうそうたるメンバーについて、彼は「アーティストそれぞれがワールド・クラスのミュージシャン。皆んなには思うまま、良いものを持ち込んで欲しいと伝えている。僕は一番優れている人たちと、一番優れた音楽を作り出したいんだ。もちろんハウス・バンドにもこだわりを持っており、その存在ゆえにショーが途切れず、流れを持つことができると思っている」。

演目は出演者の代表曲や、彼らの共通項にある有名曲などが候補として上がっている。そして、四つのプログラムにて披露される“EAST MEETS WEST 2019”は、最終的に音楽とは歓びに満ちたものであり、とても自由なものであることを示唆しようとする。

「今、出演者といろいろとやりとりをしている最中で、何をやりたいか話し合っている。オープン・マインドすぎるアーティストが多いので、それは思案のしどころだね。なんにせよ、いろんなジャンルが自在に重なるものになるのは間違いない。そのいい例が、日野皓正さんだ。彼は本当にいろんな種類のアルバムを出していて、僕は彼にいろんな面を出してもらうようにしたい。ランディ(・ブレッカー)と日野さんが一緒にやるのも楽しみだな。日本人は本当に音楽的に好奇心旺盛。見終えた後の、皆んなの感想が楽しみでしょうがない」

最後になったが、ウィル・リーは現在66歳。体型もスリムで身軽だし、ルックスは本当に若々しい。

「(若さは)音楽がそうさせるんだ!」

ああ、永遠の音楽少年!

そんな彼が仕切る“EAST MEETS WEST 2019”は、音楽にまつわる様々な魔法と効用が山ほど詰まったものとなるはずだ。

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